armデバッガのJTAGやSWDの線をいい感じに引き出す基板を作りました。 J-Link用にUARTや電源も引き出してあります。

つくったもの

こんな感じの見た目です。

左側の20pinのBOXヘッダにARMのデバッガ(STLink v2とかJLink)を接続すると、右側から

  1. 10pinのハーフピッチヘッダのJTAG/SWD
  2. nucleoとかのピン配置のSWD
  3. UART (J-Link接続時)
  4. 5V, 3.3V電源 (J-Link接続時)

の線を引き出すことができます。

1.,2.のピンはコネクタを変換しただけです。 3.のUARTはJ-Linkの仮想シリアルポート機能のためのものです。

J-Linkで仮想シリアルポートを使う

4.の電源もJ-Link用の機能で、J-linkから5Vの電源が出せることを知ったのでつけてみました。 基板上のリニアレギュレーターで5Vから3.3Vを作って引き出しています。

使用例

J-Linkとデバッグ先マイコンをつなぐとこんな感じです。

ハーフピッチのJTAG/SWDをつなぐだけなら他の市販品でもいいのですが、 J-Linkを使って電源もUARTの線も引き出しやすくする場合に便利です。

小話

3月にロ技研の人たちと中国の深センに旅行に行っていたのですが、 この基板はElecrowのオフィスまで行って直接受け取って来ました。

KERI’s Lab: 深圳旅行に行ってきました!

dango: 深セン旅行に行ったお話

直接取りに行くと送料が無料になるのでオススメです。